私がピアノ講師を目指した理由

【ピアノ講師への第一歩】

私が初めてピアノを教えたのは大学生の時でした。
慶應義塾大学在学中、ということもあって、アルバイトはほとんど家庭教師でした。

家庭教師はだいたい複数科目教えるので、その合間に休憩を入れます。
その時に生徒さんと雑談し、何気ない会話をたくさんする事で
教師と生徒さんとの間で、信頼関係を築くのが私の方針です。

ある日、中学生の生徒Nちゃんとの休憩時間の時、
私がピアノを長い間習っている、という話題になりました。
そうしたら、Nちゃんが、「先生、私にピアノを教えて!」と言ってくれたのが
初めてのキッカケです。

【私のピアノ歴史】

ピアノを教えてみたいとは何となく心の隅で思っていましたが、
彼女の言葉がなければ、音大卒でない私がピアノを教えるなんて・・・
という負い目から抜け出せなかったと思います。
でも5歳から20年以上一生懸命習ってきたピアノを、
他の人に教えられるチャンスがきた!と思った時は、正直心から嬉しく思いました。

私の母は教育熱心、というわけではありませんでしたが、
習い事に関しては「良い先生に習うことが大事」という考えから、
必ず評判の良い先生を探してくれました。
最初に習った先生は桐朋音大卒業したばかりの若手の先生。
とても厳しい先生だったのを覚えています。
父の仕事の関係で転勤族でしたが、転勤するたび、
先生方が知り合いの先生を紹介してくださり、転勤先でも必ず良い先生に巡り合える、
という環境に感謝しています。

色々な良い先生のレッスンを吸収してきた自負もあり、
Nちゃんへのレッスンも迷いはありませんでした。

【ワクワクレッスンと成果】

そこで私の初めてのピアノレッスンがスタートです。
レッスンは生徒さんの集中力や体力も考慮して、家庭教師とは別の日に設定しました。

初めて教える時はドキドキ、ワクワク。
Nちゃんは完全にピアノ初心者でしたので、楽譜売り場でどの楽譜が向いているか吟味し、
私が今まで教わったことをゆっくりと、でも真剣に教え込みました。

おかげさまで中学3年間指導し、家庭教師をしながらも一生懸命ピアノを練習してくれて、
中学卒業の頃にはブルグミュラーを卒業し、
ソナチネの途中まで弾けるようになっていました。
さらにNちゃんのお姉さん(高校生)やお母様までレッスンして欲しい、
と頼んでくださり、ご近所さんの幼稚園生にも教えたり、
充実した3年間でした。

【就職氷河期・・・人生の迷い】

私が就職活動を始めたのと、Nちゃんが高校入学して忙しくなったのがキッカケで、
ピアノのレッスンは残念ですがとりやめることになりました。
ちょうど就職氷河期でもあり、就職するのにかなり苦労し、
一年留年し、もう一度就職活動し直しました。

このころは自分自身のピアノのレッスンにもろくに通えず、
私の中でも将来の目標もわからず、とにかく必死なのに、何も進まない。
色々思い悩んだ時期です。

私の長所は何なのか?短所は何なのか?一体何を生かせるのか?私は何がしたいんだろう?
結局答えを見いだせないまま、就職先を決めました。

【決意と行動】

もともと綺麗なものは好きなので、化粧品の営業職につき、とても忙しい毎日でしたが、
あのピアノのレッスンの楽しさが忘れられません。

生徒さんたちが一生懸命弾く姿。
これが私の心を動かした一つです。

一生懸命教えれば、一生懸命練習してくれる。

外見の「綺麗」は簡単に作れるけど、音楽の「綺麗」は簡単には表現できない。
その難しさを教えることが、やりがいでもあり、ぞくぞくする瞬間でもあります。

その頃からピアノの先生になりたいと本気で思い始め、
業務委託のピアノ講師に登録し、研修会に参加し、講師の勉強に真剣に取り組みました。
自分が弾くのと教えるのとはまた全然話が違います。

しっかりと勉強し、生徒さんたちに教え、その喜びが自分に返ってくる。
とても楽しい瞬間です。

【やっぱりピアノが好き】

結果的に、どの業界でも同じことが言えるかもしれません。

でも私はピアノが好きです。
だから、ピアノを教えることに全力を注ぎたい。

これが私の講師になるきっかけと、想いです。




   
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