先生の想い-その1
教室の目指すもの・・・「音」を楽しむ
ピアノを習うきっかけはご家庭、お子様それぞれだと思います。
私のように「気がついたら母が習わせてくれてた」
もしくは「お友達が上手だから私も!」などなど。
どんな環境でも、ピアノに興味を持ってくださったことに
まず感謝しております。
そして、せっかく習うピアノ。
「昔習ったけどもう弾けない」
・・・となってしまっては何となく残念ですよね。
(もちろん、再開するチャンスは幾らでもあります!)
少し私の話をさせてくださいね。
私は2歳からバレエを習っていて、ずっと習い続けようと思っていました。
でも父の転勤の都合でシンガポールに引っ越した時、
良い教室にめぐり会えなかったことと、小学低学年でいきなり英語のレッスン。
何とか続けてはいましたが、楽しめなくなってしまい
結果的に小学校卒業と同時に辞めてしまいました。
でも今とても悔やんでいます。続けておけば良かったと思っています。
続けていたらバレエの道に進んでいたかもしれません(笑)
・・・それは余談ですが、
辞めてしまった最大の要因は「楽しめなくなってしまったこと」です。
ホームページ内で、「ピアノが脳に良い」ことや
コラムで「ピアノと勉強の両立について」
などたくさん書かせていただきましたが
何も頭の良い子を育てるためにピアノ講師をしているわけではありません。
私はたくさんの人達に音楽を楽しんで欲しい。
そして無数の可能性を秘めた子ども達に、少しでも
「ピアノで音を楽しむ」ということを知って欲しい。
音楽は芸術です。
生徒さん達の個性と、作曲家の手紙ともいえる音符が、一体になる。
ここが、音楽の一番の楽しさです。
テクニックがなくても大丈夫。
思うように弾けなくてつまづいても大丈夫。
音を「習得する」のではなく、音を「楽しむ」
これが私から生徒さん達へ一番伝えたいことです。
「ピアノを習って良かった!」「ピアノって楽しい!」
そう思ってもらえるからこそ、上達し、長続きするのだと実感しています。
生徒さん達の個性はそれぞれ。
私は幸か不幸か、音大卒ではありません。
でも音楽を専門にしなかったからこそ、様々なことを経験しました。
そして現在は年子の子育てで、更なる未知の世界を楽しんでいます。
私が経験したものを最大限に活かしながら
生徒さん達、そして保護者の方々の
「良き理解者であり、良き指導者」でありたいと願っています。
ピアノも好きだけど、先生も大好き!
そう思っていただけることが、私の何よりの喜び、
そして生徒さん達への感謝の気持ちです。
公開日:
最終更新日:2018/04/10